9月の下旬から10月に掛けて楽しめる穂紫蘇。せっせと摘んで色々に保存しておくと秋の間中楽しめます♪
まずは収穫。花が咲いてしばらくすると下の方から花が落ちて実になります。でも完全に実だけになっている穂は硬くて美味しくありませんし、穂をしごくのもちょっと大変。先の方にまだお花が三分の一位残っている時に収穫するのが柔らかくて香りも良くて美味しいみたい。収穫も穂に沿って下から穂先に向かって指をすーと動かすだけで綺麗に外れます。あくがとても強いので沢山の穂紫蘇をしごいた後は指が真っ黒。これを嫌ってゴムの手袋をしたりするといいと言う方もいますが、私はやはり素手で穂が外れる感触を楽しみながら収穫するのが楽しいかな。あくはかなり強いので気になる方は収穫後すぐにあく抜き。まずはざーと洗って汚れを落とし、熱湯をさっと掛けて軽くあく抜きをするか、塩水に一晩漬けるか、はたまた少し濃いめの塩水につけては替えてを数回繰り返すか。色んな方法があるようです。私も色んな方法を試してみましたが、ずぼらな性格ゆえか(^^)あくは気にならない事にしてそのまま漬ける、もしくはさっと熱湯を掛けてよく絞り、漬けると言う方法が一番好きです。お醤油、お醤油+みりん、お醤油+にんにく、味噌+米飴、梅酢、塩。それぞれに美味しい。一番気にいったのはお醤油+みりん。お醤油3に対してみりん1の漬け汁を作りそこにヒタヒタになる程の実を付けて一昼夜おけば食べ始められます。漬け汁も美味しくて色々に使いまわせます。次に気にいったのは梅酢。あくを抜いた実をヒタヒタの梅酢に漬けるだけ。シンプながら鮮やか紫色になって綺麗なのとしっかりと塩気が利いているのでお結びにお勧め。味噌+米飴は自家製味噌に好みの量の米飴を入れて漬けるのですが、これがおつな味で小豆を薄味に焚いたおぜんざいのお伴にばっちりでした。塩漬けはかなり保存が利くようなのでこれは香りやお味を楽しむよりは長期保存用って感じかな。お醤油+ニンニクは単品でお結びに入れるよりも蒸したお野菜のソースとして美味しかったです。例えば白菜とネギなんかを適当に重ね煮にして蒸して、熱々の湯気が立っている所にこのニンニク醤油漬けの紫蘇の実を漬け汁と一緒にソース代わりに上からさっと回しかけてふーふー言いながら頂くと身体も心も温まる感じ♪来年の季節のお楽しみ。紫蘇の実の季節の楽しみがまた増えました。自然の恵み、有難う。